韓国定番の美味しい発酵食品「白菜キムチ」手作り方法

白菜キムチのレシピ

オイキムチ以上に工程が多く、ボウルや容器も大きめなものが必要な白菜キムチ。一株漬けると冷蔵庫内部の保管場所もかなりとるので覚悟が必要。初めは半株か1/4で始めるのがおすすめです。

やって、パパめし

白菜キムチの作り方

スーパーのキムチの味に慣れてしまい、手作りの本物キムチの味を忘れてしまった昨今。昔焼肉屋で食べたあの美味しくて懐かしい味をもう一度食べてみたい。ビールのおつまみにも最適。オイキムチと共に、新鮮で美味しい手作りキムチレシピを是非習得しましょう。

白菜キムチの材料
白菜キムチの材料

白菜一株1.5kgとした配分です

白菜の選び方は、真っ白よりも、中心が黄色から青い葉まで彩りのある白菜を選ぶのがポイント。
材料のグラム数値は、一株:大き目の1.5kgとして換算しました。特に塩の配分はとても重要なので「%」表記しました。購入した白菜の量にあわせて調整してください

材料(白菜1株分)

  • 白菜(1株=1.5kとした場合)
  • 白菜重量の5%=75g程)
  • ⭐️ヤンニョム
    • おろしリンゴ(160g:中1個程)
    • おろし生姜(大さじ1.5:5粒程)
    • おろしニンニク(4〜5粒:大さじ3)
    • アミの塩辛(大さじ2)
    • 唐辛子粉(粗め大さじ4、細め大さじ5)
    • 蜂蜜(大さじ5)
  • キムチのり(冷水200mlに小麦粉を大さじ2混ぜ溶かした後とろみが付くまで煮る)
  • ニンジン(なくてもOK)
  • 大根(なくてもOK)
  • ニラ(7束程)
唐辛子の種類ついて

細か目の唐辛子粉を半分混ぜると、キムチが全体的に赤くなりおいしく見える。(配分を上げると辛いので注意)。各役割は次の通り
🌶粗目:全体の風味、水分を吸いヤンニョムの粘り気を作る役
🌶細目:辛味をつけ赤色に染める役

代替できる材料隠し味

✏️小麦粉の代わりに上新粉
✏️キムチのりの代わりにお粥(80g)。
✏️アミの塩辛の代わりにカナリエキスミョルチエキスナンプラー
✏️煮干し50gの出し汁、昆布5〜6cmの刻み、長ネギおろし玉ねぎ(160g)をいれてもよし。

作り方

  1. 白菜を水洗いし、大きなボウルや桶に入れる。
  2. 芯側から順に葉をめくり塩をかけるが、中心の黄色い葉2枚程は避けること。芯側、葉と葉の溝にやや多めにかけ、中間は粉雪程度、青葉の外側はパッと少なめでよい。巻いたら手のひらで軽く塗る。
  3. 株の中間に厚めの葉があるので、他の葉より塩多めに塗り、芯側の葉は手に残った塩で抑えるだけでよい。
  4. 塗り終わった株を上から軽く2,3回押し、残った塩は株の背中にかける。
  5. ビニール袋に入れ常温で置く(⚠️注釈あり)。目安は、芯側の葉幅が1.5cm程度の大きい株なら1時間半。1cm以下なら1時間。その間、30分に一度ビニールを裏返しし水を反転。置いている間、下記作業へ。
  6. ヤンニョムに、千切りにしたニンジン大根と、キムチのりをボウルで和えて1〜2分優しく混ぜたら、常温で30分置く。その間、白菜の作業へ。
  7. 白菜の株をビニール袋から出し(弾力があるのが理想)、1枚ずつ軽く水洗いし、桶の中で軽くちゃぷちゃぷする(これを2回)。
  8. 数センチ溝に沿ってちぎり白菜を味見し、塩気が薄い程度が理想。もし塩っぱければ30分水漬け(水は桶の八分目まで)。
  9. 白菜を網目のあるボウルなどの入れ水切り(30分)
  10. ヤンニョムを味見し、蜂蜜とカナリエキスで微調整(各大さじ2までとする)。
  11. ヤンニョムにニラを入れ、さっと混ぜる。
  12. 白菜の葉の部分だけ手で絞り水切り。
  13. 白菜の葉の内側にヤンニョムを塗る。ここでも溝の奥側を念入りに。背中も同じようにし、塗り忘れがないか白い部分を確認
  14. 半分程に畳み外側の葉で巻いて小さくまとめる。
  15. 芯側が下になるように大きな容器に入れる。余分な葉っぱ類やヤンニョムがあれば上から載せる。
  16. 常温で1日置き馴染ませる。(酸味が好きな人は3日置くが、季節による)

⑤の塩漬けの段階で、ビニールは簡単だが、少し水が入った桶に重石をおいて30分置く方法がより本格的。その際、水が増えたら水を舐めて味見し塩加減できる。塩加減が全ての味を決めます

煮干しを使った味付け

アミの塩辛や、ナンプラー等の調味料を使いたくない場合、煮干しを使うことを研究(下記参考に)。

作っている場面

初めての白菜キムチ作りに挑戦し、半株で挑んだ場面を写真に残しました。(作り方の詳細は上記「作り方」の章をご覧ください)

白菜に塩を塗り込み

白菜に塩を塗る前
②水洗いした白菜に塩を塗る前

ヤンニョム作り

ヤンニョムを作る
⑥おろしニンニク、おろし生姜、蜂蜜に、アミの塩辛、唐辛子粉を混ぜ、ヤンニョムを作っている途中。
ヤンニョムの出来上がり
ヤンニョムが出来上がったところ。このまま30分置き味を馴染ませる。

塩漬けした白菜の水切り

水切りした白菜
⑨塩漬けを終え柔らかくなった白菜を水切り(30分)している様子

ヤンニョム塗り込み

白菜にヤンニョムを塗る
13)白菜の葉の内側にヤンニョムを塗っているところ。塩調整やヤンニョムの塗り込みに調理用多袋を買うべきでした

完成

作りたての香りは甘すぎる匂いがしました。もっとニンニク風味にしたいなと思っていたので、もしかしてナンプラーかハチミツを入れすぎたのかもしれません。1日おいて発酵させたあと食べるのが楽しみです。

白菜キムチの完成
16)白菜にヤンニョムを塗り終わり、容器に入れたところ。このまま蓋をして常温で1日置き、食べごろになる。

料理道具紹介

コウ・タダシ
コウ

この料理にぴったりな料理道具をご紹介します。

ホーロー保存容器(L)

グッドデザイン賞にもなったシンプルな日本的デザインが素晴らしい。そのまま食卓にも出せれるステンレス製容器。


ステンレス製 ボウル

料理を作る時、このステンレスボウルがあるととても便利。汁を似ている最中に野菜を切って入れておくなど、使い方は様々。


調理用ゴム手袋

微妙な塩加減やヤンニョムの塗り込みでブカブカのビニール手袋ではとてもやりにくく調整が難しい。タイトな調理用手袋ならとても作業しやすいです。


ステンレス製 キムチ保存容器

キムチから汁や匂いが漏れないしっかりした容器。臭い防止、シールリング付で気密性が高く、 弁当箱代わりにもなるこの容器がおすすめ。 食洗機対応。


参考サイトや動画

パパメシシリーズ

父が作る簡単料理レシピ「パパメシ」シリーズはこれからもたくさんの料理づくりを予定中。ぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人

mojigumi

「もじぐみ」の代表、コウです。
専門は企画・出版・編集・印刷、Webデザインと管理。最近はブログ、動画、3DCG、AR、LINEスタンプ等のコンテンツ配信にも力をいれ、自分自身もランニングアートでコンテンツ化に努めています。