「危険はない」とされていても長期間の摂取で影響は検証されていないことがほとんど。行政責任を丸投げせず、自分の体は自分で管理し守る必要がある。
表記 | 成分 | 商品例 | 危険性 | WHO | US | JP |
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農薬 | ポストハーベスト | |||||
人工甘味料 | アドバンテーム チクロ ネオテーム サッカリン ステビア ステビア派生物 | チョコ 飲むヨーグルト 糖質ゼロビール 発泡酒 ダイエットコーラ | 心筋梗塞、脳梗塞、リンパ球異常、肝臓障害のリスク | 発がん性をWHO認定 WTOガイドライン発表 WTO非推薦に | WTO非推薦は承知しているが、有害性の「可能性」との認識止まりの国会答弁。疫学研究なし。 | |
スクラロース | 1999年認可。有機化合物の一種で砂糖の600倍の甘味。ラット実験で、胸腺や脾臓、リンパ組織萎縮などの報告。体内で分解されることなく異物として血液中を巡る。血管壁を傷つけ心筋梗塞や脳梗塞リスク。 | |||||
アスパルテーム | 日本は1983年認可、砂糖の180~220倍の甘味。 | 複数の研究者が脳腫瘍リスク指摘、2005年イタリアの実験では、ラットに白血病やリンパ腫の発生が。人でも異常観察された発表も | ||||
アセスルファムK(カリウム) | 2000年認可。砂糖の約200倍の甘味。犬の動物実験では、リンパ球が減少し、GPT値(肝臓が障害を受けた際に数値が上昇する)上昇の発表も。免疫力低下、肝臓にダメージ。 | |||||
着色料 | カラメル1 カラメル2 カラメル3(危険度高) カラメル4(危険度高) タール色素 赤色3号 | ミートボール 魚肉ソーセージ お菓子 ウニ たくあん 福神漬け | 褐色を強調するために使われる「カラメル色素」の中には発がん性物質を含むものがあるので、できるだけ避けるべき。ニコチール色素 | 赤色2号、104号、106号は発がん性の疑で使用禁止。赤色3号も2025年1月から米食品医薬品局(FDA)が使用禁止。 | ||
カラメル4 | 安価醤油 ソース コーラ | 糖にアンモニアと亜硫酸化合物を加え製造。その際生成の「4-メチルイミダゾール(4-MEI)」は、動物実験で発がん性を指摘。但し人間への影響は明確な証拠がないとする。 | WHOとFAOの共同機関JECFAは、通常量であればリスク低としている | 米FDAは規制の必要性はないとしているが、カルフォルニアでは発がん性物質として登録し基準値以上で要ラベル。 | 安全性確認とし基準なし | |
ニコチーㇽ色素 | サボテンに寄生するエンジ虫が原料で変異原性あり | |||||
漂白剤 | 亜硫酸塩 | |||||
保存料、防腐剤 | PH調整剤 ソルビン酸 ソルビン酸K 安息香酸 安息香酸ナトリウム ナマタイシン | はんぺん かまぼこ 漬物 佃煮 コンビニおにぎり チーズ製品 | 腐敗を防ぐために使用。ソルビン酸に発がん性あり。安息香酸はビタミンCと反応し、白血病を引き起こすベンゼンに変化する危険性あり。チーズ加工食品にはナマタイシンを含む商品あるが表示義務なし。腸内細菌への阻害や発がん性。 | |||
植物性油脂 | 植物油脂 マーガリン ショートニング ファットスプレッド | 菓子パン ケーキ コーヒーフレッシュ ラクトアイス フライドポテト マーガリン | 植物油に水素添加し固形化する際に発生するトランス脂肪酸やジヒドロ型ビタミンK1といった油を含んでいる。食べすぎると心筋梗塞や狭心症、脳卒中、糖尿病腎症、アトピー等を誘発する。ラードやバター(動物性油脂)のほうがいい。 | |||
加工でんぷん | カップ麺 パン 焼肉タレ トンカツソース | 11種類の物質があるが「加工澱粉」と簡略化し表記。遺伝毒性発がん性物質の疑いのあるプロピレンオキシドが残存している物質を使用している場合がある。品質や不純物の基準を法令で整備されておらず安全性に疑問符。 | ||||
乳化剤 | 乳化剤 リン酸塩 イーストフード | ハム ソーセージ レトルトハンバーグ 缶詰 さつまあげ パン | リン酸塩は摂取しすぎるとカルシウムの吸収が抑制され骨粗鬆症の危険性。心筋梗塞の危険性も。「乳化剤」と表記されることも多い。パンの場合は「イーストフード」と表記されるがリン酸塩を多く含み同じリスクに。 | |||
発色剤 | 発色剤 亜硫酸ナトリウム | ハム ソーセージ ベーコン 明太子 たらこ いくら せんべい | ハムや魚卵などに含まれるアヒンと化学反応を起こして発がん性の強いニトロソアミンに変化する。商品によっては亜硫酸ナトリウムが入っていないものも。 | 食べすぎると大腸癌リスクが高まるとWHO公式発表 | ||
増粘剤 | 増粘剤 増粘多糖類 ゲル化剤 安定剤 糊料 | カレールー ジャム ゼリー ソース ケチャップ 焼肉タレ | 粘りやとろみを出すために使用。「一括表示」が認められているので、どれか一つを表示すればよいとされている。中にはアルギン酸プロビレングリコールエステルという毒物を発生させる物質使用の可能性あるが消費者にはわからない。 |
参考:週刊現代

pH調整剤
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸を含んでいることを表示している食品はほとんどない。商品の原材料に下記成分が表示されていれば、トランス脂肪酸を含んでいると言われている。
トランス脂肪酸とは
脂肪酸とは脂質を構成する成分で、「トランス脂肪酸」とはトランス型の不飽和脂肪酸、を指す。牛、ヤギ、羊、キリンなど動物の胃の中や乳にも含まれているが人間に害がなく、天然のトランス脂肪酸を原因とした健康被害の報告はほぼない。問題なのは人工的なもので、①植物油を固める ②水素付加で生成させる --これらの過程でトランス脂肪酸が発生する。油の抽出や精製過程で使用される溶剤や、脱臭で使われる高温処理でも発生する。
トランス脂肪酸を含む材料
上記の理由から、①植物油を大量に低コストに抽出 ②固めている製品 --これらの油脂製品に多く使われていることから、次のような商品材料が利用例として挙げられる。
- 食用植物油
- 加工油脂
- ショートニング
- ファットスプレッド
米では2018年から禁止成分に
アメリカでは2018年6月からトランス脂肪酸を食品に添加することは原則禁止となった。これは2015年に米食品医薬品局FDAが、心臓疾患との関係を認めたことに由来する。アメリカより以前にトランス脂肪酸規制したデンマークでは、規制によって心臓発作の報告件数減が報告されている。
日本では規制なし
日本では欧米人と比べて、クリームやサラダ油などの植物油脂を使った加工食品が欧米人ほど摂取量が多くない理由から、人体に影響が低いとして、トランス脂肪酸への規制はない。
トランス脂肪酸のリスク
この物質によって人体にどのような悪影響があるのか、一覧化すると次の通り。
- リーキーガット(腸漏れ)を引き起こす
- d-リルレン酸のDHA、EPAへの変換を阻害(良い油への変換を阻害)
- LDLコレステロール上げ、HDL(善玉コレステ)下げ
- アルツハイマー病発症確率が52〜74%高(2019年米神経学会誌で発表)
- 人工物なので分解しにくい
体と脳細胞への弊害
- 脳の神経伝達物質が変形する(脳の60%は脂質でできており、その膜は脂肪酸でできていてそこへ混入)
- 動脈硬化を引き起こしやすい(常温でも固体にする成分なので、溶けにくく分解しにくいので血がドロドロに)
- 活性酸素を出す
トランス脂肪酸が含まれている商品例
商品 | 説明 | 補足 |
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マーガリン | ||
ファットスプレット | ||
ショートニング | ||
サラダ油 | ||
植物油 | 長時間加熱で増加 | |
コンビニ揚げ物 | カラッと食感のためにショートニング配合 | |
シリアル | ||
アイスクリーム | ||
スナック菓子 | ||
インスタントラーメン | ||
冷凍食品 | ||
生クリーム | ||
ホットケーキ粉 | ||
コーヒーフレッシュ |
牛乳を電子レンジで加熱するとトランス脂肪酸が発生すると言われている
トランス脂肪酸の代替商品
酸化させないこと、1ヶ月以内で使い切れること、天然であること、これらを条件に以下の商品を代替製品とする。
- オリーブオイル
- 椿油
- コーン油
- 米油
- アボガドオイル、ココナッツオイル
人工甘味料
人工着色料
赤色の着色料として最も知られているニコチールはサボテンに帰省する「エンジムシ」を由来としており、その姿、形の気持ち悪さも相まって過去にスタバの苺フラペチーノでの使用で炎上している。赤色2号、3号、104号、106号は発がん性の疑いでアメリカでは使用禁止になっている。
その他にも黄色には石油由来のものがあり、有害性がしてきされているので注意が必要だ。