乳がんの日にちなんで開催された「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」に女性の横顔のGPSアートを応募しました。ランニングアプリTATTA使用が応募条件だったので、TATTAの特徴を活かした作品出品を心がけ、嬉しいことにA賞(実質優勝)に入選。そのレポートです。
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きれいな顔マラソン
最近は顔マラソンが着々増え始めてきた自分だが、今回の顔は女性ということだけあって曲線的な女性らしい姿にしようとコース設計に時間をかけました。Stravaで書き出した共有画像は特に女性らしい姿に描かれ大満足。facebookのStrava artコミュニティーで壁紙に選ばれ、いいねがたくさん付いたのでとても嬉しかったです。
このようにStravaで描かれたGPSアートをSTRAVA Artと呼ばれ、ファンが多くいます。Strava Artに興味のあるか方はこちらのブログをどうぞ。
女性らしい曲線を追求
直線しかない道路のなかで曲線的な交差点をできるだけ選び、ゴツゴツしないようコースデザインしました。Stravaで書き出したGPSアート画像はノイズを補正してくれるのでより一層曲線が強調され、こういう繊細なテーマの時にStrava Artらしい潜在能力を発揮する。
一筆書き設計に満足
特に、この横顔はほぼ一筆書きで気持ちよく描けて満足感が高い仕上がりになりました。重複した箇所は目と眉毛と襟の合計200m程しかない。折り返しは眉毛、目、口の三か所のわずかな距離だけ。できるかぎり前方に集中し、充分タイムを狙える、ランナー想いのコースになるようこだわりました。
距離にも満足感
GPSアートをやっている人ならわかるが、絵を凝ろうとすればするほど距離が長くなる。言い換えれば、距離を伸ばせば写実的で繊細な絵が描けるのだが、完走できない程の長距離になっていく。両者のバランスのいい絵が同業者にとって評価が高いのだが、大衆の目は長距離作品に向けられがちで、「距離と絵のバランス」が語られることはまずない。
短距離でリアルを追求する
そんな中、僕は短距離なのに繊細にみえる絵を描くのが好きで、この「横顔の女性」もその技法をいくぶんなく発揮した。世界の顔型GPSアート、いわゆる顔マラソンを検索すると気づくが、距離10キロ台の短距離マラソン作品はほとんどない。そんななかで一石を投じるのが密かな楽しみ。もちろん誰もそんなこだわりに気づきはしません(笑)。
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ランニング中の風景
今回は、冬が近づき日が短くなったことと、夕方からスタートしたので余計に暗い空の中でのランニングとなった。特に谷保天満宮裏の暗い小道は街灯がなく真っ暗で恐ろしく、誰もいてほしくないその道で犬の散歩の女性とすれ違うという超恐ろしい一瞬がありました。当然、相手の女性から見ても走り近づいてくる僕の姿はもっと恐ろしかったでしょう(笑)。驚かせないつもりで「こんばんわ」と声をかけましたが、返事はありませんでした。余計怖かかったのでしょう(汗)、すみませんでした( ̄▽ ̄)笑。
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GPSアートの地図
このコースは音声を使ったランニング専用ナビアプリRunGoで、国立市で地図を持たずに走ることができます。RunGoは「顔マラソン」公式サイトも採用している信頼高いアプリです。
距離 | 13.6km |
時間 | 1時間43分 |
コース | RunGo |
地図
① RunGoアプリが入ったスマホで下のリンクをタップ
② スマホブラウザに出た「RunGoに切り替えて表示」を選択
③ RunGoに切り替わったら「スタートボタン」でラン開始
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GPSアートのコンテストについて
「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」は、マラソン大会エントリーサイトで定番の「ランネット」でランナー募集していたGPSアートコンテスト。僕の記憶では去年もピンクリボンをテーマにしたお絵かきランコンテストをしていて、SNSかネットでリボンのGPSアートを見かけて気になっていて「今年もあるかも」と思っていたところだった。調べてみると埼玉県戸田市の民間病院「戸田メディカルグループ」が主催している。この病院は年末に病院をイルミネーションで包むイベントもしていて、とても活発。
ピンクリボンラン&ウォークの歴史
同病院での「ピンクリボンラン&ウォーク」の歴史は意外に古く、確認できる限りでは2013年頃から既にウォーキングイベントを開催しており、埼玉新聞の後援で葛城ユキや2019年には松本伊代、生稲晃子らの有名芸能人も埼玉副都心駅のイベントにゲストとして出演するなど(元おニャン子クラブの生稲議員は、2022年には安倍元総理が熱烈に応援し当選したことで知られる自民党所属の参議院議員で、このイベント当時まだアナウンサー兼タレントだったが、ご本人も乳がんでの摘出手術の経験がある)で、相当力を入れている。当初はランはなく、ウォークだけであった様子。
とにかく、埼玉県と地元メディアを含めて、さいたまスーパーアリーナ周辺で毎年10月ごろに盛り上がっている地元お馴染みのイベントのようだ。
お絵かきランコンテストは今年で2度目
そして、新型コロナウイルス蔓延が続くなか、東京五輪が延期の中開催された2021年に初めて「お絵かきラン」コンテストがこの「ピンクリボンラン&ウォーク」イベントに加えられ、今年で2年連続して公募が続き、去年エントリーできなかった悔しさを一年すごしながら再開催を願い、やっとこの季節に開催され参加するかたちとなった自分であった(笑)。
GPSアートがなくても
本イベントはGPSアート作品がなくても、オンラインウォーキング又はランニングだけでも無料で参加することができる。参加者全員に美味しいタリーズコーヒーの無料券が配られ、無料参加なのに超太っ腹。こちらにもランネットからエントリーしたので、下記のような完走証とコーヒー券をいただきました。ありがとうございます。
海外でもピンクリボンGPSアートイベント
ちなみに、戸田市のピンクリボンウォーク&ランイベントと同時期に、海外のオーストラリア・シドニーでも同様のテーマイベント「BRA DAY 2022」が開催されていたので、そちらにもGPSアートで参加しました。詳細は下記リンク先にレポートしましたので是非ご覧ください。
GPSアート参加の条件
このコンテストには他の公募と違いTATTA利用を条件とすることをを含めた次のような独自の参加要件がある。これらをおさらいし、他のアプリや諸条件から外れることがないよう注意しよう。
参加要件
- 「TATTA」の軌跡をスクリーンショット
- 氏名、年齢、性別、住所、作品所感をメールで応募
- ユニークな作品や 優秀な作品を選定
- 1回のラン(ウォーク)で描くこと
今コンテストの特徴は上記の通り、ランニングアプリTATTAを使うことが条件でしたので、いつも使っているNIKEだけでなくTATTAで共有画像を作りました。ピンクリボンがテーマということで「ピンクリボンをつけた女性の横顔」に「ピンクリボン」コースを加えて応募。
TATTAシェア画像のカスタマイズ性
あまり共有されていないことだが、TATTAのシェア画像カスタマイズ機能は国内で使用されている定番ランアプリのなかでダントツに豊富。並べてみると次のとおり。
カスタマイズの種類
- ステッカーが豊富で、ランデータ、コース軌跡、キャラクター、スローガン、など多数ある
- 大会参加すると「イベント公式ステッカー」選択が有効化
- 距離やタイム等のランデータの他にも、任意の文字を入力でき、しかも文字色、縁取り、背景色、透明度まで選べられ、配置位置、サイズ、回転も自由
- 四角、三角、吹き出し、驚き吹き出し、などの定型図形もあり色変更自由
- 文字入力できるので、絵文字も入れられる
- 外枠(額縁)をいくつかの種類から選べる(但し使えるものがない)
- インスタのような画像の色調補正ができる(ピンク調、緑調、モノクロ調、といった単純なもの)
- 紙吹雪アニメーションがある
こうみるとTATTAのシェア画像カスタマイズは至れり尽くせりである
TATTAアプリの利点難点については、下のリンクか下記ランアプリ比較ページに詳しく書いているので、詳しく知りたい方は是非ご覧ください。
リボンをピンクにするため配速UP
TATTAはランニングペースを上げると緑色の軌跡がオレンジ色に、最高速度でピンク色に変化するサーモグラフのような特徴がある。これを「ピンクリボン」のピンク色に活かせないかと、GPSアート作品である女性の横顔の頭にクルリとしたリボンをつけ、その区間1kmを全速力で走りピンク色にしようという作戦で挑んだ。
ピンクになるか事前にリハーサル
しかし、自分のペースではピンク色にはなかなか変化せず、事前に行ったリハーサルの甲斐あって、体力を温存し、その区間だけを全速力でピンク色とわかる範囲をわずかに広げることができた。TATTAハイペース判定の厳しさは以前から知っていた(絶対速度かな?と感じていたことも)ので、この厳しい1キロは自分との戦いでした。
入賞には1万円の商品券
そして、驚くのがこのコンテストの入賞賞品「1万円の商品券」だ。僕が経験した今までのGPSアートコンテストのなかでは高額な部類に入る。大きなマラソン大会でも1万円相当はいままでない(あるいは多くない)。
賞品
- A賞:商品券1万円(全国百貨店共通) 3名
- B賞:乳がん検診無料券(戸田中央 総合健康管理センター) 2名
結果発表
埼玉県戸田といえば、世界的に有名なGPSアートの大御所や、その他SNSで名のあるお絵かきランナーのフィールドになっている場所。戸田競艇場のコースや、過去にお絵かきラン教室も開催されている。アウェイ気分でとても不安でしたが、嬉しいことに一番高いA賞に選ばれました。ありがとうございます ^ ^。
その他、入賞作品やコメントについては下記リンク先に掲載されています。詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
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2022年6つ目で年間最多受賞に
このイベントで今年2022年に6つ目の受賞となった。この数は僕の統計によると国内、国外ともに最多ではないだろうか。だとしたらGPSアート世界MVPになりとても嬉しいです。
来年はコンテスト減少へ?
新型コロナウイルスで大会自粛が続く中、その受け皿としてGPSアートのコンテストが増えている。でも新型コロナウイルスのニュースもすっかり減っているし、自粛を解き平常通りマラソン大会が開かれつつある今、来年2023年は今年よりもGPSアート公募は減るのではないだろうか? 来年開催の大会ランナー募集のWebサイトを眺めるとGPSアート公募のお知らせは現在ひとつもない。あるとしたら京都マラソンが年末年始にかけて公募のお知らせを配信するはずだが、12月6日現在まだない。公募の数が減っていくとしたら、今年のようにもう年間6つも入賞することは今後ないかもしれない。
2023年のブログもどうぞ
翌年に行われた本コンテストの様子もブログにしていますので、ぜひどうぞ。
最後まで読んでくださりありがとうございました ^ ^
コンテスト関連のブログ
今回紹介したピンクリボンのコンテストの他にもさまざまなGPSアート公募に参加しています。もしご興味あればこちらのブログもみてください。
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