乳がんの日にちなんで開催された「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」に女性の横顔のGPSアートを応募しました。ランニングアプリTATTA使用が応募条件だったので、TATTAの特徴を活かした作品出品を心がけ、嬉しいことにA賞(実質優勝)に入選。そのレポートです。
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このようにStravaで描かれたGPSアートをSTRAVA Artと呼ばれ、ファンが多くいます。Strava Artに興味のあるか方はこちらのブログをどうぞ。
女性らしい曲線を追求
去年2022年の同公募に出品した「女性の横顔」に引き続き今年も参加。直線しかない道路のなかで曲線的な交差点を選び、ゴツゴツしないようコースデザインしました。Stravaで書き出したGPSアート画像はノイズを補正してくれるのでより一層曲線が強調され、STRAVA Artらしい潜在能力を発揮してくれる。
一筆書き設計に満足
曲線美とともに、今年の作品も一筆書き。重複、引き返し共になしの完全一筆画。発着点が同一ではないが割と近い地域にある。一筆のメリットは走っている時、前方に集中しタイムを狙える事。ランナー想いのコース設計が最近自分の個人的な課題としている。人間の全身像での一筆描きは初めてで、仕上がり具合もとても満足。
距離にも満足感
GPSアートをやっている人ならわかるが、絵を凝ろうとするほど距離が長くなる。言い換えれば、距離を伸ばせば写実的で繊細な絵が描けるのだが、これを追求していくと完走できない程の長距離になっていく。両者のバランスのいい絵がランナーにとって評価が高いのだが、大衆の目は長距離作品に向けられがちで、「距離と絵のバランス」が語られることはまずない。
短距離でリアルを追求する
そんな中、僕は短距離なのに繊細にみえる絵を描くのが好きで、この「横顔の女性」もその技法をいくぶんなく発揮した。世界の顔型GPSアート、いわゆる顔マラソンを検索すると気づくが、距離10キロ台の短距離マラソン作品はほとんどない。そんななかで一石を投じるのが密かな楽しみ。もちろん誰もそんなこだわりに気づきはしません(笑)。
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ランニング中の風景
とてもいい天気の日を選んで走りました。大会と違いGPSアートはランニング日を決められるからいい。雨天でも走るなんて避けたいし、自分の体調だって毎日違いますからね。気分がいい時、天気がいい時に走る、そんなランニングが一番理想。大会じゃなくてもタイムは測れるし、タイムに影響するようなジグザグコースは最近コース設計から省いています。GPSアートが一部アスリートから支持されていない、とするChatGPTの言葉をいまだに気にしてるかも笑。
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GPSアートの地図
このコースは音声を使ったランニング専用ナビアプリRunGoで、国立市で地図を持たずに走ることができます。RunGoは「顔マラソン」公式サイトも採用している信頼高いアプリです。
地図
① RunGoアプリが入ったスマホで下のリンクをタップ
② スマホブラウザに出た「RunGoに切り替えて表示」を選択
③ RunGoに切り替わったら「スタートボタン」でラン開始
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GPSアートのコンテストについて
「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」は、マラソン大会エントリーサイトで定番の「ランネット」でランナー募集していたGPSアートコンテスト。僕の記録では2021年からお絵かきランコンテストをしている。埼玉県戸田市の民間病院「戸田メディカルグループ」主催。
ちなみに去年2022年にも「女性の横顔」で参加し、嬉しくも優勝しました。詳しくは下のリンクへどうぞ。
ピンクリボンラン&ウォークの歴史
同病院での「ピンクリボンラン&ウォーク」の歴史は古く、2013年頃から既にウォーキングイベントを開催しており、埼玉新聞の後援で葛城ユキや2019年には松本伊代、生稲晃子らの有名芸能人も埼玉副都心駅のイベントにゲストとして出演するなど(元おニャン子クラブの生稲議員はご本人も乳がんでの摘出手術の経験がある)、イベントに力を入れている。
女性の9人に1人は乳がんに!
公式サイトの乳がんと検診特設サイトを見て乳がんの多さに驚きました。とにかくざっと見てください。
日本では毎年9万人以上が新たに乳がんに罹患しており、日本人女性が罹るがんの中でもトップです。さらに年々増加傾向にあり、現在の累積がん罹患リスクは11.2%とされています。つまり9人に1人が生涯で乳がんに罹患する計算になります。
ピンクリボンフェスティバル「乳がんと検診」より引用
これを読んで、女性にとっては乳がんが増えとても深刻であることがわかる。
とにかく現代は、癌が人間の死亡率の1位であることは有名だが、なぜ癌が増えたか、いつから増えたか、はピンクリボンのサイトは言及していない。だがこれは様々な本を読むと諸説あり、それら総合して要因をまとめると次の通りだ。
癌増加の要因
- 発がん性物質摂取の増加(食品添加物や農薬、そして環境汚染)
- 飲酒(女性の社会進出により消費増)
- ストレスの増加(現代的な生活習慣)
- 癌以外の死因の低下(治療技術の進歩で癌だけが目立っている説)
発がん性物質摂取の増加
現代人のほとんどは加工食品を、発がん性のある物質でコーティングされた調理器で焼いて、加工された調味料をかけ、それが楽だから安いからと完全に定着しちゃっています。例えば誰だって購入する「めんつゆ」はキッチンにある醤油+昆布+砂糖+お酢で作れるし、「ドレッシング」だってお酢+ニンニク+胡椒+レモンで簡単に作れる。なのにわざわざ購入していますよね「安いから」と。「冷やし中華のもと」も、醤油+お酢+胡麻油があるのにわざわざ買ってるし、ソース焼きそばなんて、ソースがあるのに粉末ソース付麺をわざわざ選んでる。私たちはもうすでに冷蔵庫に入っているものを無駄に買おうとしてる。「お爺ちゃん、朝食はもう食べたでしょ!」状態。無駄買いに気付きましょう!という話ではなかった;。加工食品の問題はその有害性です。添加物の恐ろしさを知ると怖いですよー。だいいち、責任をとるのは本人です。これ語ると長いのでこのへんで。
飲酒やめよう
はい、皆さん。毎日お酒飲む習慣、すぐやめましょう。風呂後のビール、もうやめよ。僕もやめました。飲酒に代わるストレス発散方法を人類は見つける必要がある。いつからビールがストレスリセットの代表になったのでしょう。テレビCMに完全に刷り込まれていますね、私たち。これについては喋りだしたら長くなるので別のブログでまとめます笑。
GPSアート参加の条件
このコンテストには他の公募と違いTATTA利用を条件とすることをを含めた次のような独自の参加要件がある。これらをおさらいし、他のアプリや諸条件から外れることがないよう注意しよう。
参加要件
- 「TATTA」の軌跡をスクリーンショット
- 氏名、年齢、性別、住所、作品所感をメールで応募
- ユニークな作品や 優秀な作品を選定
- 1回のラン(ウォーク)で描くこと
今コンテストの特徴は上記の通り、ランニングアプリTATTAを使うことが条件でしたので、いつも使っているNIKEやadidasでなくTATTAのスクショを使うことが重要。
実際ウォーク&ランのオンラインイベントもある
エントリーは不要だが、10kmの部・5kmの部、いずれかに登録していれば完走証もDLでき、タリーズコーヒー券も貰える。参加する際はついでにエントリーしてしまおう。そしてGPSアートを同時にすませてしまうか、別でもいい。
TATTAシェア画像のカスタマイズ性
あまり認識されていないことだが、TATTAのシェア画像カスタマイズ機能は国内で使用されている定番ランアプリのなかでダントツに豊富。並べてみると次のとおり。
カスタマイズの種類
- ステッカーが豊富
- 大会参加で「イベント公式ステッカー」あり
- 文を入力でき、絵文字もOK
- 四角、三角、吹き出し等の定型図形あり
- 各要素は色、縁、背景、透明度、配置位置、サイズ、回転可能
- 外枠フレーム(額縁)あり
- 色調補正できる(ピンク調、緑調、モノクロ調など)
- 紙吹雪アニメーションがある
こうみるとTATTAのシェア画像カスタマイズは至れり尽くせりである。ただ軌跡ステッカーがわずかに変形している点が残念。
コンテストの結果発表
1か月程の審査期間のあと、コンテストの結果が主催者さんのWebサイトに公開されました。他の公募と同様、年々距離が延びてていて、3回目でついにハーフマラソンを超えました。来年は42キロ超えが登場するか見ものですね。
上記3作の入賞作品が発表された。僕のコースだけ軌跡色がカラフルだが、これは速度が高いことをTATTAが描画したことが理由だが、あるいはGARMINなどのGPS端末を僕以外の2人が使いTATTAと同期してることが理由だろう。女性向けのイベントに男性三人が入賞するというのは、おじさんの身として恥ずかしさを感じるが、乳がん検査を促進して健康意識を高めたいとする同イベントの趣旨に賛同しているので、今後も積極的に参加したいと思います(来年もあれば)。是非来年も開催をお願いします。
イベント後の感想
入選しているスヌーピーランは2019年に「ねとらぼ」の記事で話題になっていたコースで、懐かしいなと。一時バズった皇居ランのGPSアートを一部改変したコースでした。このスヌーピーテンプレートは後世代々に残る名作だろう。今後も様々なアレンジが生まれそうだ。当然、いちばん可愛いコースは作者本人が走っている、ウッドストックが頭にいるバージョンであることは間違いない。
スヌーピーRUN企画
ピンクリボン公募で出品されたスヌーピーと似ているコースのイベントページを発見した。入賞の作品説明にスヌーピーランの企画をされてる旨コメントしてる点、そして、数あるバージョンの中でコースがほぼRUN+のスヌーピーRUN企画(下記リンク参照)と同じである点で、関連ランナーの方かなと。ご興味ある方は下記リンクへどうぞ。
その他どんな作品があったのか
入選3作だけが紹介されていたが他にどんな作品があったか、Webサイトにたくさん載せてほしい。それに男性ばかりだったので女性に頑張ってほしいが、女性のGPSランナーってあまり見かけない。最近よくみかけるのは金沢の「あつあつこ」さんくらいで他の方は滅多に見ない。「女性は地図を見るのが苦手」という本が出版され過去にベストセラーになっているが、この都市伝説は本当なんだろうか。
TikTok動画
ショート動画をTikTokに投稿しました。「チタニウム」の音楽に乗せてピンクリボンへ運動を応援しています。
@mojigumi #Ttanium #m3gan #gpsART #STRAVAART #GPSアート #ランニングアート #running #ランニング #PinkRibbon #ピンクリボン ♬ Titanium (feat. Sia) [Extended] – David Guetta
海外でもピンクリボンGPSアートイベント
ちなみに、戸田市のピンクリボンウォーク&ランイベントと同時期に、海外のオーストラリア・シドニーでも同様のテーマイベント「BRA DAY 2023」が開催されていたので、そちらにもGPSアートで参加しました。詳細は下記リンク先にレポートしましたので是非ご覧ください。
乳房切除後の生き方を問う海外
海外のピンクリボン運動と日本との違いは、世界は乳がん手術後の女性の生き方にも踏み込んだメッセージを発信している点だ。手術後、大きく縫い後の残る人体にをポートレートとして残したり、女性としての真の生き方を問い答えを見つけようとする姿勢、つまり乳房切除後の女性の心を癒し、より人間らしく成長するという強いメッセージが感じられる。国内では主にマンモグラフィーを使った定期がん検診の認知を広める「予防」としての側面が強調されていて、手術後の姿を自ら晒し誇りとしている欧米の姿と対照的。世界の潮流と大きく異なることが世界のWebサイトやSNSを通じて知ることができる。この違いはとても興味深いものだ。
そういった理由から、海外でのピンクリボン運動テーマのGPSアートは、より直接的なシンボルである乳房そのものや、ブラジャー、踊る女性の姿が募集に集まり、なんら違和感がない。もちろん、より簡単なハートマークが毎年一番多く寄せられる。共通しているのはリボンマークのコースで、これは世界共通になっている。
世界で行われるピンクリボン運動
今年2023年2つ目の受賞
「ピンクリボン・お絵かきウォーク&ランコンテスト2023」で今年2023年に「WeRun GPSアートアワード」に続いて2つ目の受賞となった。わずかではあるが去年に引き続き国内、国外ともに最多ではないだろうか。だとしたら2023年度もGPSアート世界MVPでとても嬉しいです。
来年はさらにコンテスト減少へ?
新型コロナウイルス蔓延中たくさんあったランニングアート公募は今ではすっかり減少し、今年は3度だけ。残りは金沢マラソンGPSアートコンテスト2023だが、減少傾向にあるコンテストの中で毎年定期的に開催しているこの3大会に参加し盛り上げていきます。
毎年開催のGPSアート公募
- WeRun・GPSアートアワード(🏆優勝賞品:amazonギフト券5000円)
- 金沢マラソン・GPSアートコンテスト(🏆優勝賞品:盾+食品セット)
- ピンクリボン・お絵かきウォーク&ランコンテスト(🏆優勝賞品:商品券1万円)
コンテスト関連のブログ
今回紹介したピンクリボンのコンテストの他にもさまざまなGPSアート公募に参加しています。もしご興味あればこちらのブログもみてください。
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