お絵かきランアプリ調査で主要ランニングアプリ12選大比較

どのアプリにしようかな?…と、市民ランナーの中で楽しまれている「お絵かきラン」「ランニングアート」「GPSアート」とも呼ばれる運動だが、気になるのはランニングアプリの違い。主要なアプリを実際に使用して、GPSが描く絵のタッチの違いについてここで比較してみた。

NIKEロゴマークのランニングアート

お絵かきランだけじゃなく、ランニングアプリ比較としても掘り下げた内容です。

世界中のランナー同士が自分のお絵かきランで絵を共有しあいニッチに盛り上がっているのだが、そのGPSアートのやり方、描き方については専用ページに詳しく紹介しているが、このページではアプリ別の絵のタッチの違いを、実際に走ってイラストを比較してみた。どのアプリか迷っている…そんなランナーに見てほしいページです。

まずはどんなアプリがランナーたちに愛されているのか、一番利用されているアプリを下に一覧化しました。

比較アプリ一覧表

利用者数をはじめ、主な特徴、ポイント制やマイルを使った特典の有無、そして最後に総合的なおすすめ度を⭐️マークで図表にしました。凡例:◎充実、◯対応、△不十分、×なし(※データは2021年現在のもので、将来変更され得ます)

アプリ名利用者数特徴SNSチャレンジ特典ルート共有総合
Nike Run Club1億RUN一筋×⭐️⭐️⭐️
Strava5千万トライアスロン系×⭐️⭐️
adidas Running1億5千万筋トレ系×⭐️⭐️
Runkeeper2500万アシックス系×⭐️
悦跑圈(JOY RUN)てんこ盛り⭐️⭐️
咕咚(グードン)メダル装飾が豪華⭐️
TATTA350万RUNNET連携×××⭐️
LIVE RUN8千自分を生実況××⭐️
Run Trip9万ガレージブランド推し×⭐️
Garmin2千万ガチ系⭐️⭐️
WeRun健康維持系××⭐️
AppleWatch ワークアウト健康管理系×××⭐️⭐️
Withing Health Mate健康管理系×××⭐️
Huaweiヘルスファーウェイ系××
Runtopiaポイントが貯まる⭐️
利用者数は、2019年〜2021年の公開データから引用。年代がバラバラなので参考程度に。

これ以外にも、WeRun、Health Mate、RunGraph、Runtopia、Keep、なども試用しましたが、上記主要Runアプリに絞って詳しく解説していきます。

NIKEロゴマークのランニングアート

次の章から、これらのランアプリを一つづつ詳しく見てみます。

現在書きかけの投稿です

まとまり次第随時更新していきます。

Nike Run Club

スマホが世に発表されて早くからGPSチップをシューズに埋め込み計測するなど、ランニングアプリの王者というべき、元祖ランニングアプリ。王者らしくUIは俺様的でわかりにくいが、歴史長いアプリなので世界観があり馴染みやすい。

チャレンジ

自分独自のチャレンジを作成できる点にNIKEのアドバンテージがある。通常のチャレンジも豊富で、15k・50k・100kの距離別チャレンジや、キャンペーンもあり参加もワンクリックだけで気軽だが、特典はデジタルバッジ以外ほとんどつかないか、あったとしても、自己新達成やフル完走など条件がシビアすぎるし、特典は「高級シューズの購入権」でこれまたシビア。あくまでエリート向けのチャレンジという姿勢。

ショップイベント

東京・豊洲「SPORT PLAY GROUND」やNIKEショップでのイベント登録ができる。サッカーやバスケットボールなど様々だが、ランニングセッションは季節に一度程度か。

新型コロナウイルス蔓延でイベント自粛中

緊急事態宣言など疫病蔓延中はイベントを自粛し、各スポーツ施設の登録だけが案内されている様子。

ルート軌跡の色変化

他のランニングアプリと違い、NRCのルート色は相対速度による色変化であることが使ってみて気づく。たとえばTATTAやadidas Runningの場合、配速4分/km台のペースがでないと高い色(TATTA=ピンク、adidas=緑)がでない絶対速度カラー。対してNRCは相対速度カラーで、そのラン全体にとって早い区域を高い色(NRC=黄緑)に彩る。

軌跡色を決めるのは配速の相対変化

NRCの軌跡色が他のアプリと何よりも独創的なのは、他のアプリのように瞬間速度(配速)カラーで彩らない点。NRCは瞬間的な速度(またはペース)の変化で色を変化させるのではなく前の1kよりも相対的に速かったか遅かったか」で色が決まる。正確な資料があるわけではないが、経験上そのような配色を感じる。黄緑い軌跡に所々オレンジ色がある、というルート線が一番美しい。その線を出す方法をまとめると次の通りだ。

コウ・タダシ
コウ

まとめると、美しい軌跡を出すには次のことに注意すること。

NRCで綺麗な軌跡の出し方

  1. 徐々にペースを上げる(上げ差が、下げ差よりも高いこと)
  2. 途中ペース落ちても、また上げること(ペースの谷がオレンジ色になる)
  3. スタートダッシュNG(全体が遅いと判断され全体色が赤に向かう)
  4. ラン一時停止NG(③と共通で、ワープしたことで瞬間速度があがり全体色が赤に向かう?)

映えるコツ
NIKEはランナーに、ペースの維持、ペースを上げることに最大の賞賛を送っているようだ。それに応えることで虹のような軌跡が描かれ、映えるコツになる。

Strava

ロードサイクルを主軸にランニングやスイミングを計測・管理。ユーザー同士の交流が盛んで、グループ機能や、イベントが多く配信されている。データ型で複雑だがシンプルなUI。

adidas running

Runtasticがアディダスに吸収されてリニューアルされたadidas公式のランニングアプリ。ラン以外にもロードサイクル、ウォーキング、などさまざまなフィットネスデータを記録し運動を管理している。UIはちょい複雑なデータ型。

チャレンジ

「オーシャンズラン」など環境保護のイベントを定期的にイベント。特典はADICLUBポイントと、オンラインショップでの割引のプロモーションコード(15%OFF程度)で割とありがたい。ADICLUBポイントが貯まると、ブロンド、シルバー、ゴールド、とレベルがあがり、上がるごとに特典(誕生日ギフト、プレミアムを3ヶ月無料、プロモーションコード、等)がアンロックされる。

プライバシー

ランや運動を個別に秘匿にすることはできず、全部まとめて「公開・非公開・フォロワーだけ公開」のいずれかを決める設定。なので、今日のランだけ非公開にしたい、というのは出来ない。ただし、写真、アクティビティ、GPS地図、統計、を個別に秘匿にすることができる点はアディダス独特。これならマップと写真だけを非公開とすれば、プライベートだけは維持できる。

adidasのプライバシー設定
adidas Runningのプライバシー設定

GPSアート使用の特徴

  • 共有用地図画像は上下が暗くなり映えない
  • ダークモード地図があるが軌跡が白く映えない
  • 全画面地図は軌跡色が薄目(なのでフィードを使うこと)
  • 衛星地図の軌跡は同系色で沈むので映えない

映えるコツ
デフォルト地図はとにかく映えにくいので、フィードの全画面を使用すること

Runkeeper

かつてはRukeeperという独自のアプリだったが、2016年ほどにアシックスが吸収し公式ランニングアプリとなった。ラン以外にもロードサイクル、ウォーキング、などさまざまなフィットネスデータを記録し運動を管理している。UI配色がパステル調で可愛い。

RunkeeperのGPSアート

GPSアートの特徴

  • 朱色の太い線(複雑な作品は適さない)
  • 全画面マップに距離タグ強制表示されてしまう(ラン途中地図でも同。Web版なら10kおきに省略)
  • 共有画像の上下に水色の帯が入り邪魔
  • 横長の全画面スクショが撮れる(但し、ラン中限定)
  • Web版なら一時停止区間が非表示

ルート共有方法

送信側・受信側ともにWebサイトへのログインが必要。要領は下記の通り。

  1. ルート製作者は、ルートを保存し、公開範囲を「everyone(誰でも)」か「友人のみ」にすること
  2. ルートのURLをコピーし、受信者に渡す
  3. 受信者はURL先の地図下にある「add to your routes」を選択(要ログイン)。地図名などを任意入力し保存。
  4. 受信者側Runkeeperスマホアプリの「スタート」メニュー左上「設定⚙️」> 「ルート」一覧から、そのルートを呼び出し「このルートを選択」ボタン。
  5. 「スタート」ボタンを押しラン開始し、画面右下の黄色い「左矢印ボタン」で地図上にルートが表示されるので、その通りに進む。

映えるコツ
横長の絵にし、共有地図画像とする。小さく見にくいがこれしかない。あるいは、Web版アクティビティーログならStrava的な赤い軌跡で、一時停止区間が非表示になり表現の幅が広がる。どうしてもRunkeeperでの出品が必要な場合の裏技だが、一度完走し終えたアクティビティをルート保存し、それをスタート前に呼び出した水色のナビ線をスクショする方法がある。

以上のように、GPSアート、ランニングアートとして使用する場合、一長一短があるものの最悪ではない。もし作品化に挑むなら横長、シンプルな図、という条件なら映える名作が生まれそうだ。しかも、Web版限定の裏技だが、主要なランニングアプリのなかで珍しく軌跡の一時停止機能がついている点も注目ポイントだ。途切れた軌跡をいくつも描けるということは、目の玉、唇、それに言葉や雲などの効果的な演出ができる。Runkeeperを使う作家もまったく見当たらず、この点は盲点になっていて、この機能を活かし切る作品がでるポテンシャルを秘めた潜在力の大きいアプリといえる。

Garmin

ランニング、ロードサイクル向けのGPSトラッカー、GPSウォッチを販売しているメーカー。主にラン、バイク、ウォークのデータをGarmin Connectアプリに記録・管理し、Garmin SportsはSNS的な使い方で役割を分けている。UIはデータ型でガチアスリート向け。

悦跑圈(Joy Run)

中国のラン専用アプリで、名古屋ウィメンズマラソン公式アプリとして日本では名が知れ渡った。シューズ管理、SNS、イベント、3Dルート共有、動画BGM編集、豊富なシェア画像やステッカーなど、あらゆる面で高機能てんこ盛り。独自のマイル制度「JOY ポイント」で商品の割引が受けられる。色々入れすぎてUIがわかりにくいが、コンテンツ量は超巨大。

咕咚(グードン)

中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」が支援するポータルスポーツアプリ。悦跑圈と違い利用には今のところ中国国内の携帯電話番号が必須。ランニングだけでなく様々な運動を網羅し、SNSやバーチャルラン大会も活発。特にオンラインで受付しているラン・マラソン大会のメダルデザインは他を圧倒する美しさで豪華。悦跑圈と同様にデジタルバッジではなく実際に品物としてのメダルが届くという仕組みだが残念ながら海外配送は非対応

TATTA

月刊「ランナーズ」の公式アプリ。TATTAサタデーランなどのローカルイベントや、RUNNETのアカウントで登録できるので、国内大会と連携したサービスを受けられる。YoutubeにRUNNETチャンネルがある。UIがシンプル。

TATTAのGPSアートについて

デフォルト仕様のままだと映えない画像になってしまうが、裏技や工夫次第でとてもいい絵が出せる。その敷居の高さでランニングアートの人にっては玄人向け。TATTAサタデーランの「お絵かきラン」を課題にしたイベントが定期開催されているので、ここで紹介するコツさえ掴めばライバルより一歩も二歩も先に進んだ映える絵を投稿できるだろう。

GPSアートの特徴

  • ペースが7k台以下だと、軌跡と背景が同系色になり視認性悪い(衛生写真を使うしかない)
  • 共有画像のカスタマイズが超豊富(記録テキストや軌跡の色、背景色、縮尺、位置変更など)
  • 共有画像に紙吹雪アニメあり(書き出しボタンはない)
  • 地図設定の「心拍」で赤い軌跡になるが、本体でランしないと真っ赤にならずグラデがはいってしまい視認性が落ちる。
  • ラン中のスクショなら、明るい地図に紺色の軌跡が中太で入り視認性が抜群に上がる。(adidas Runningのフィードに近い)⭐️

映えるコツ
同期ではなく、本アプリを使用すること。だと、心拍の赤色軌跡が使えるし、ラン中スクショの紺色軌跡がとても使える。

LIVE RUN

他のランアプリとの違いは、なんといっても自分の生中継だろう。通常のランアプリの「スタート」ボタンはランスタートだが、このアプリの「スタート」とは実況スタートな点がユニーク。LIVEと呼ばれる実況スタート同時に走り出すと、自分をはじめ同時に走り始めたユーザーたちに声をかけたり励ましてくれたり、話題を楽しんだり、ラジオ感覚でランニングでき、新しい時代の気分につつまれる。UIはラジオアプリのようなルック。

Run Trip

東京都心でラントリップイベントで、おしゃれな会場、おしゃれなウェアで印象的でスタートアップ。「ラントリップマガジン」や「ラントリップチャンネル」などコンテンツ配信も充実で、Tシャツやバフなどのグッズも販売中。

WeRun

日本のベンチャー企業が作った、B to B向け健康アプリ。特典付きのイベントが豊富で地味に盛り上がる。GPSアート公募も定期的に開催しており、ランニングアートを応援する姿勢も感じます。

WeRUNの特徴

  • イベント参加や体操でマイルが貯まる
  • マイルでバフやスマートウォッチを得られる
  • マイルを使ったくじ引き
  • ラン、ウォークを計測
  • 専用のスマートウォッチも発売中

Huaweiヘルス

ファーウェイ・ウォッチなどの同社ウェアラブルデバイス専用運動ログアプリだが、専用デバイスがなくても同アプリ単体でGPSを計測しログを残せる(GarminとCOROSはこれができない)。

Runtopia

中国の有名な国内向けワークアウトアプリ「咕咚」の開発元が作っている世界向けのランニングアプリ。中国のランアプリにはほとんどすべてアプリ内通貨(ポイント)があり、このアプリでも走るほどポイントが貯まるが、他と違う大きな特徴はポイントをPaypalなどに実のお金として換金できるとしている。だがそのタイミングは自由ではなく通知がこないと換金できず、レビューに寄せられた苦情を読むとその通知も不安定のようだ。このアプリでお金を貯める!という甘い考えは捨て、ただひたすらログを残すなら、中身は中国独特の定番UIなのでそれさえ慣れれば安心して利用できる。SNSに関してはそれほど盛り上がってないので本気を出し参入すれば世界的なランニングインフルエンサーになれるチャンスがあるかも。SNSタイムラインを見ると、スペイン語圏、英語圏、にターゲットが集中しているように見える。

この記事を書いた人

mojigumi

「もじぐみ」の代表、コウです。
専門は企画・出版・編集・印刷、Webデザインと管理。最近はブログ、動画、3DCG、AR、LINEスタンプ等のコンテンツ配信にも力をいれ、自分自身もランニングアートでコンテンツ化に努めています。