
バジル
イタリア名「バジリコ」。トマトやチーズとの相性がよく、パスタやピザ、サラダなどイタリア料理には欠かせないハーブとして人気。栽培は単純で虫もつきにくい。そしてなにより香りよくてベランダ中にハーブの香りが漂って癒されます。

植え方
- 5〜6月が蒔きどき
- プランターの土に、苦土石灰10g、完熟堆肥200g、有機配合肥料8g、程度を配合が最適
- 20〜30cm間隔で2〜3粒づつ点蒔きし、土は極薄く。
- ポットで苗を育てて、本葉4〜5枚で植え直してもOK。
- 乾燥させないように水撒き。
- 丸いハート型の芽を出す
- 生育に応じて追肥。
土
- プランターの土に、苦土石灰10g、完熟堆肥200g、有機配合肥料8g、程度を配合が最適
肥料と水
- リン肥料使用で追肥は不要
- 水は、あげ過ぎ根腐れ注意(真夏は朝と夕方のみに)
摘心
- 30cm以上に育ったら摘心
- 2節と3節の間を切る
- 病気予防のため、清潔なハサミで
- 差し芽でさらに育てられる
- 花をつけたら早めに取り、栄養を葉に集中
収穫
- 大きな葉から摘み取り
- 風味のためには洗わずに食べるのもOK
- 花穂を早めに積めば葉が多く出る
- 乾燥葉にしたい場合は、花が咲き始める頃に刈り取り、陰干し
- 秋以降、種を採取すれば毎年育てられる
参考動画
種の採取
- 茎の先にまっすぐ花たちが咲く
- 花が散った後、全体が茶色くなったら、種が落下してしまう前に摘み取る
- 一部緑が残っているものは1週間ほど天日干しし、茶色くカラカラになったら採種
- 種の入った殻を網を通し種を出す。
- 殻のカスは、揺すりながら吹き飛ばす
種の保存方法
- 乾燥させる
- 封筒に入れ湿気を遮断し、ビニール袋で空気を遮断
- 遮光
バジルスプラウトで食べる方法も
エゴマ
エゴマにはβカロテンやビタミンC、Eが豊富。これらは抗酸化作用につながり、その効能は、免疫力の向上や、美肌効果で若返りのハーブとも言われている。エゴマは別名「十年(じゅうねん)」とも呼ばれ、食べると十年長生きできるという言い伝えがある。

種まき
- 種まきは5〜6月が適期。発芽率がよく、簡単に種から育てられる。
- 7〜10号鉢に5〜6粒、プランター65cm幅のものに10〜15粒を目安に、種が重ならないように蒔く。ごく薄く土を被せたっぷりと水あげ。
- 草丈10cmに成長したら、株間30cmに間引き。(鉢植えの場合は1〜2本)
温度
- エゴマは涼しく多湿な環境を好む。
- 半日陰、または明るい日陰で育てる
- 適温20〜25度で、とくに夏場は温度管理に注意
- 他のシソ科の植物の近くで育てると、交雑しやすいので避ける
- 耐暑性が弱いので、株元にしきわやをしたり、黒マルチを張って、防暑。

土
- 水はけ、水もちのバランスのバランスが良く、pH6〜6.5程の中性に近い弱酸性を好む
- 土の配合は、赤玉土小粒6:腐葉土4の割合で準備。市販の野菜用培養土もおすすめ
水やり
- 土表面が乾いたら、たっぷりと水をあげる。
- 乾燥に弱いので、夏場の水切れには注意。
- 暖かい時期は土の乾燥具合みて、朝8時以前+夕方の、2回OK。
肥料
- 追肥不要
- よほど生育が悪い場合だけ、5〜8月に油かす等の肥料で
病気
- 多湿な環境を好むエゴマは病気しがち。
- 葉の表面に斑点ができ次第に株が弱っていくサビ病に注意。
- 発見したら、被害部分を摘んで除去。


摘芯
- 草丈が15〜20cmくらいになったら、下から2〜3節目直後を切る。すると脇芽が増え収穫増に。
- 収穫をしつつ、5〜6節を切り2度目の摘心。
- 9月に花が咲くまで2、3度繰り返す。
- 花が出ると成長が止まる
収穫
- 植付1ヶ月後、本葉が10枚以上に育った頃、5月下旬〜10月中旬に収穫。
- 手で摘み取り、太陽があたり。風通しをよくする感覚で。
- 初夏から秋まで収穫。
種の採取
- 綿が出たら採取できる
- 綿の殻から10粒ほどを採れる
- 乾燥し、種を選別
- 封筒やジップロック等に保存
食べ方
食べ方については、下記ページにじっくり詳細をまとめているのでそちらをご覧ください。
大葉
大葉には、青シソ、赤シソがあり、それぞれ収穫方法が違う。エゴマの近くで育てると交雑してしまうので、離して育てること

種まき
- 種まきは5〜6月が適期。
- 7〜10号鉢に5〜6粒、プランター65cm幅のものに10〜15粒を目安に、種が重ならないように蒔く。ごく薄く土を被せたっぷり水あげ。
- 草丈10cmに成長したら、株間30cmに間引き。(鉢植えの場合は1〜2本)
温度
- 暑くなりすぎないように
- 真夏は日陰、半木陰に
害虫
- 葉に小さくて白い「ハダニ」がつく
- 水をたくさんかけ流す
- サビ病にかかりやすいので注意
摘心
- 30cm以上に育ったら摘心
- 脇芽の真上を切る
- 例えば、80cmの主枝に対し40cmの脇芽の真上を狙う
- 葉が重なったら間引き収穫
- 花が出ると成長が止まる
- 摘心したものは芽植えできる
追肥
- 『化成肥料』を使用。大葉に適した肥料の成分比は、チッ素(N)-10 リン酸(P)-2 カリ(K)-7の割合。大葉に適した肥料も売られている。
- 1回目の追肥は植え付け後、草丈15~20cmの頃。
- 2回目以降は草勢や葉の色の様子を見ながら、月に1~2回程。
- 肥料しすぎは害虫を寄せやすくし、雑草も生える
収穫
- 40cmくらいに育ったら収穫できる
- 時期によっては毎日収穫できる
- 先端の1〜2節を避け、下から収穫
- とりすぎると成長が遅くなるので注意
- 脇芽は左右均等に取るとバランスいい
- 葉の裏は香り高いのでさわらない
- 収穫後はリン系肥料を追肥
- 赤シソの場合は、下から脇芽直後をバッサリ切る。
- 花穂も食べられる
種のとり方
- 花の茎がカラカラに枯れた頃に種取り
- 茎を摘み取り、指で転がすと4粒ほどの種が出てくる
- 茎を振れば地面に落ちるのでそのまま栽培してもよし
- 乾燥した場所に保管。冷蔵庫でもよい。
参考サイト
大葉の花を食べる方法
サムチュ
土
- 野菜用の培養土で十分
種まき
- 涼しいところで10cm間隔でスジまき。好光性のため被せる土は薄く。
- 発芽するまで種が十分に水分を吸収できるように水撒き。
- 発芽したら、20センチ間隔になるように間引き。
水やり
- 土壌表面が乾かないよう湿度を保つこと。
- 耐暑性、耐寒性あるが、高温を避け、猛暑時は日陰に移動を。
追肥
- 根が根付いた頃に追肥
収穫
- 下の古い葉から順に。
- 5枚程度を残し、全部取らないこと。
種の採取
- 穂を指先ですりつぶすと、10粒程の種が出る
- 乾燥し、ジップロックや封筒に保存、遮光する
パセリ
種まき
- 2年草のため、2年たつと株が枯れます。
- 春まきの4~5月と、秋まきの9~10月の2回まいておくと、新鮮な葉をいつでも収穫。
- 好光性のため土はかぶせず、1か所に3~4粒を手のひらで軽く押さえ。発芽まで種が飛ばないように注意しながら霧吹きで水やり。
日当たり
- 日当りのよい場所~半日陰程度で栽培。
- 日光不足で徒長する。
- 日当たりがよい方が葉の色が濃い。
- 光が強すぎると葉が固くなるので、バランス見。
- 適温15~20℃。
- 耐寒性・耐暑性に優れ、1年を通して栽培可能。
土と水やり
- プランター栽培のパセリは、野菜用培養土を。
- 夏の強い日差しに弱く、乾燥すると下葉が黄色く。
- 夏は乾燥しないように水やり注意。冬の水やりは、土が乾いてから。
間引き
- 双葉が開いたら元気なものを2本立ちに、本葉4~5枚のころ1本立ちに間引き。
- プランターは、8~10粒まいて、双葉が出たら同じように間引き始め、本葉5~6枚で1ポット1本になるよう間引き。
植え替え
- 特に植え替えは不要。
- 株間は20cm位は空ける。苗と同じくらいの穴を掘り、ジョウロでたっぷり水を注ぎ、水がひいたら穴に苗を植えつけ、畝全体に水をかける。
花
- 6~7月に小さな白い花を咲かせます。
- 種で増やせる
肥料
- 2回目の間引き後、追肥は月に1度。
- 株が疲れたり、葉が黄色くなったら、追肥の回数を20日に1度に増。
害虫
- キアゲハは葉を食害。
- 葉にフン見つけたら、必ず幼虫がいる。
- 1枚1枚注意深く探し、幼虫を捕殺すること。
- 茎がぽっきり折れていたら状態を見つけたらネキリムシの仕業。1cmほど土の中を割りばしなどで軽く掘り返し探す。
収穫
- 本葉が12~13枚になったら、外葉から摘み取り
- 収穫しすぎて、株が衰えないように気を付ける。
- 常に8~10枚ほど残しておくと次々と葉を増やし、1年中収穫できる。
- 長く収穫するためにも、花芽は摘み結実しないように。
ディル
バジルと同じように暑さに強いハーブ。
食べ方



種の採取
サムチュに似て春と夏に栽培できるが、花は春にしか咲かない。ディルの種はインドカレー屋のレジ前によく置かれているあの種だ。
- 5〜7月に黄色い花が咲く
- やがて花が落ち膨らんできます。
- 膨らんだ種子は黄褐色になると落ちてしまう前に収穫。
- 乾燥し保存
ニンニク
買うべき種
品種 | 向いている気候 | 特徴 |
---|---|---|
青森ニューホワイト六片⭐️ | 寒地 | 大きい! 葉は弱い、 |
福地ホワイト | 寒地 | 塊大き目 青森県福地村が発祥 |
山東ニンニク | 暖地 | 中国産 葉としてもお勧め |
博多八片 | 暖地 | パンチあり |
熊本くまもんニンニク | 暖地 | |
山口赤丸ニンニク | 暖地 | 小ぶりだがパンチあり |
沖縄ニンニク | 暖地 | 小ぶりだがパンチあり 収穫が早い 芽が短い |
ジャンボにんにく | 暖地 | 巨大 パンチ弱い 塊として食べる 芽が太く最適 |
植え方
育て方 | 内容 | メモ |
---|---|---|
時期 | 9~10月植え付け | 5月末収穫 |
プランター | 45型・長方形おすすめ | |
土 | 培養土+元肥 | チッソ6、リンサン20、カリ3、マグネシウム5等 |
追肥 | 収穫まで2回(11月~ 12月と2〜3月) | 株の周りに「有機化性肥料」「配合肥料」パラパラ |
種 | 皮はしっかりとり、傷けないこと(特に頭) | |
植え付け | 15〜20cm間隔、優しく土かぶせ | 芽が2本出たら小さい方を折る |
収穫 | 6月、葉が枯れ始めたら収穫 | その前でも葉が枯れたら収穫 |
ミント
ペパーミントなどたくさんの種類があるミント栽培には次のような注意点がある。
- 夏、冬を含めて年中栽培できる
- 土が乾いたら水撒く程度
- 繁殖力が強く、根が広がり、寄せ植えに向かない
- 冬は茶色く枯れるが根が生きており冬を越せる
- 冬が来て枯れる前に上部のほとんどを収穫しておくこと。
- 夏、冬を含めて年中栽培できる
- 土が乾いたら水撒く程度
- 繁殖力が強く、根が広がり、寄せ植えに向かない
- 冬は茶色く枯れるが根が生きており冬を越せる
- 冬が来て枯れる前に上部のほとんどを収穫しておくこと。
カーネーション
ハーブではないが、カーネーションもよく手に入るのでついでに管理の要点をまとめました。意外な特徴としては、春と秋に花を咲かせ、越冬でき、ずっと育てられる。
- 風、日当たり、水を好むので、必ず屋外に出してあげること。
- 毎朝水はたっぷり。
- 空の蕾と、白くなった花は取り、栄養を花に。
- 適度に肥料あげ、大きいプランターに適時移せば、何年も育つ。
- 夏場は上部を切り戻しし日陰に保管、秋10月くらいに日光あてれば咲く。
- 時々土を見て虫を確認。
- 冬も同じ要領で越冬。
参考の切り戻し動画
切り戻しは初心者にとって不安だが角刈りのように大胆で切っていい。このカーメンくんch動画を参考にどうぞ。
肥料について
ハーブなどの葉物植物はリン酸を使った肥料がいいとされている。
リン酸
追肥
元肥(飢えめのプランター土に混ぜる肥料)や追肥(収穫で栄養不足になった土に追加する肥料)には、下記のような「元肥」といわれる商品を買って、収穫の度にぱらぱら土にまくといい。
肥料を手作りする
台所で出てくる卵の殻、魚の骨、バナナの皮などのキッチンゴミを使って肥料を手作りできないか、調べてまとめました。まずは今話題のChatGPTで、キッチンゴミを肥料に使うことが良いことか質問してみて、その有用性を伺ってみた。その回答は以下の通り。
台所のゴミを肥料に使えるか
台所で出た卵の殻、魚の骨、バナナの皮などのキッチンゴミは、野菜を育てるための有用な肥料になることがあります。卵の殻にはカルシウムが含まれており、土壌を強化するのに役立ちます。魚の骨にはリンや窒素が含まれており、野菜の成長に必要な栄養素を提供します。バナナの皮にはカリウムが含まれており、野菜の根や茎の強化に役立ちます。ただし、これらのキッチンゴミを肥料として使用する前に、以下の点に注意する必要があります。
1)無菌化:生ごみは細菌やカビなどの微生物を含んでいるため、野菜に害を与える可能性があります。したがって、使用する前に適切に処理する必要があります。例えば、卵の殻をオーブンで加熱し、魚の骨やバナナの皮を刻んで乾燥させることができます。
2)適量使用:肥料の過剰な使用は、野菜に悪影響を与えることがあります。適切な量を使用するように心がけましょう。
3)野菜に適した肥料かどうか:野菜にはそれぞれ適した肥料があります。使用する前に、野菜が必要とする栄養素について調べ、適切な肥料を選びましょう。
以上のような注意点を踏まえ、適切に処理されたキッチンゴミは、野菜の育成に役立つことがあります。
要約すると、乾燥などで殺菌されたもので、野菜に適しているものなら肥料として役立つそうだ。
油粕を作る
トラブルと解決策一覧
原因は夏場に肥料の油カスを入れすぎたこと。少量にするか、夏を避けること
一度しっかり乾燥させ、遮光、空気や湿気が触れないように袋に入れる。寒すぎず、暑すぎず、温度調節を適度に。冷蔵庫は厳禁。
ガーデニングはガンにかかりにくい?
真意は不明だが、そんな言説があるようだ。菜園そのものに抗がん効果があるのではなく、ストレス解消による副効果という内容。なのでとても遠回りな効能ということで、直接効くというわけではない。