Webサイト制作工程まとめ

Webサイト作成の全工程をここにまとめています。ドメイン決定からWordPress設定、運用まで複雑な工程を、ざっとですが一目でわかるよう、わかりやすく表にしました。

起業内容のヒアリング

当然だが、顧客サービスの詳細をヒアリングし、今後のWebデザイン制作やイメージ作りの参考にする。

ヒアリングの要点

  • 社名
  • サービス内容
  • 会社概要
  • 営業対象
  • 販売対象
  • 理念
  • イメージカラー

提案書とお見積り

ヒアリングに基づいて、全体的なイメージを図にした提案書を作成し、お見積もりと共にお客様に提案する。

提案書の要点

  • ドメインご提案
  • サイト構成図
  • ページ内容テキスト
  • 日程表
  • お見積り
  • オプションの料金表(追加ページ、追加作業、SNS、その他報酬制など)

ロゴデザイン

ロゴを作るかどうかは顧客によるが、起業されるお客さんにはロゴも含めてデザインすることもある。先の起業内容の聞き取りでどんなサービスかを理解しロゴとして形にしていき、おおよそ次のような工程になる。

ロゴデザインの要点

  1. 社名と英語スペル確認
  2. サービス内容を理解
  3. ロゴスケッチ
  4. いくつかのスケッチに絞り込みトレース作業
  5. 提案資料作成
  6. 修正
  7. 決定
  8. 白黒用、単色用、等の各種イラレデータとPNG(SNS用、icon用として600pxサイズ以上)に書き出し
  9. ロゴガイドラインの作成

ドメインを決定

  • 店名やサービス名をシンプルに表す文字列でドメインを決める
  • メルアドにした場合の見た目も考慮
  • 取得可能な空きドメインかを確かめ一覧化

サーバーとドメイン契約

サーバーとドメイン同時契約するかは場合によるが、今後の管理分業や移管等を考慮して、同時契約を基本とする。

レンタルサーバーへの新規契約

  • ドメインを取得し、プラン選択、サーバー契約を済ませる
  • 認証メールのアカウント情報を元に、サーバーログイン、初期設定
  • ドメインとサーバーの関連付け(ゾーン設定)
  • SSL化設定
  • FTP確認
  • WP入れるならついでにDBを新規作成、pw控えておく

WP前提のDB新規作成

  • データベース名、パスワード、を任意入力し情報を控えておく
  • 文字コード:UTF-8utf8mb4(絵文字使用できるUTF8なので)
  • 後のWordpressインストールの章で情報控えを準備

メール設定

要点

  • info@メールの作成
  • メール設定資料PDFを作成しお客様へ送信(パスワードPDF)
  • postmaster@でメール受信確認
  • 必要に応じて、メール転送設定

準備中サイト

認知とSEOのため、できるだけ早くHTMLを上げておく。

要点

  • 準備中HTMLを作り、title、H1、discription等入力し、FTPに転送
  • GoolgeAnalyticsやサーチコンソール登録を済ませ、コードをheadに
  • ロゴマークあれば挿入しfavicon、icon化
  • 必要に応じてe-mailのエンティティ化

faviconとApple touch icon生成

要点

  • まずは、ロゴデザインを済ませておく
  • favicon生成サイトで画像保存
  • コードをhead内にペーストし表示テスト
  • サーバーに転送

参考リンク

faviconとiconの自動生成についての詳細は下記リンク先に詳細があります。

GoogleAnalyticsとサチコ

各サービスに、新規Webサイトプロパティを登録し、コードを埋め込む作業。

GoogleAnalytics

  1. GAサイトに、新アカウントと新プロパティー作成。既存のアカウントがある場合、新プロパティーを作りURLを登録
  2. 埋め込みコードを取得
  3. タグをHTMLのheadタグ内にペースト。(WP使用の場合、googleanalytics.php等でhead.phpにインポートしてもよい)

Googleサーチコンソール

サチコとも呼ばれているツール。かつては「Googleウェブマスターツール」と呼ばれていたが2018年ごろ改称された。

要点

  1. サチコで、新規プロパティー作成
  2. プロパティーは、シンプルなURLタイプに(ドメインタイプは要DNS設定)
  3. サイトマップ送信(Webサイト完成時に)
  4. リンク否認(スパムリンクに困っている場合、任意で)
関連付け

GAを先に登録すませておけばサチコ新規プロパティー追加時に自動同期(関連付け)される。
UA(ユニバーサルプロパティ)でないと関連付けできない?(2021年のGAアカウント+プロパティー追加では、プロパティー設定にサチコ連携ボタンがなぜか表示されない)

ラフスケッチ〜ドラフト画像

サイト構成(サイトマップ)、ページ内容、discriptin(概要文)、などの書類を作り顧客と意見とサイトデザインを共有する。

内容使用アプリ
サイト構成簡単なページ構成で、大まかな内容をつかむIllustrator
ページ内容テキストページ内容をテキスト化し、より具体的な言葉を出し画像や写真のイメージにつなげるPages, Word
ラフスケッチサイト構成をより具体化させたスケッチ紙、Procreate、Fresco
ドラフト画像実際の写真や画像でページデザインしていき、スライス画像を得る。この時にはWordPressテーマが決定しており各画像サイズがわかっているようにPhotoshop

ドラフト画像をスライスし、これでWordPressに配置する画像類は全て整うことになる

WordPress

ここからは定番CMSであるWordPress(WP)について解説します。WPを入れないほうが向いているお客様サイトも多くありますが、もしブログやオウンドメディアを導入したい顧客様にはWP導入をお薦めしています。

インストール

概要

  1. WP公式から最新版をDL
  2. FTP転送(wpフォルダ等に)
  3. ブラウザで「URL/wp/wp-admin」に接続
  4. 表示に従いDB情報を入力(DB名、pw等、ホスト名=サーバー名)
  5. 「wp」をURLから除外する作業
  6. 表示に従い、サイト名などWP初期設定

themes

WPインストールに成功したら引き続きthemeを入れる

概要

  • themeデータを「wp/wp-content/themes」に転送
  • 必要なら小テーマを用意し転送(themeによるので説明書参照を)
  • WPテーマメニューで有効化ボタン

小テーマはPHP変更時のみ

最近の有料テーマはカスタマイズ性が進み、小テーマ作成がほぼ不要なほど細かい改変ができる。JIN:Rの説明書にもあるとおり、PHP、Java等のコードの改変がなく、CSS程度のものなら小テーマは不要と考える。

plug-in

GoogleMapsAPI登録と埋め込み

SNSマーケティング

SNSとSEOについては下記リンク先に詳細があります。

この記事を書いた人

mojigumi

「もじぐみ」の代表、コウです。
専門は企画・出版・編集・印刷、Webデザインと管理。最近はブログ、動画、3DCG、AR、LINEスタンプ等のコンテンツ配信にも力をいれ、自分自身もランニングアートでコンテンツ化に努めています。