画像生成AIの発展が目まぐるしく、Youtubeでもたくさんの動画が配信されているのを見て気になり、どんなサービスがあるのか、様々なサービスを簡単に調べて分類しまとめたものです。
画像生成AI
サービス名 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
Stable Diffusion | プロンプトを使ったオープンソース画像生成。モデルやVerにより得意不得意あり。写実的な画像よりもアニメ背景のようなイラスト絵画が得意。GoogleAPIを利用したChilloutMixというのもあり、よりリアルな絵が描ける。 Google Colaboratory(開発実行環境) を通してStable Diffusion Web UIを導入してLoRaで美少女画像を生成することが流行中(参照)。 | PC側で利用OK。 商用利用可。 無料。 GOと併用した実例を後述。 |
DALL-E | ChatGPTの会社OPEN-AIが開発。Stable Diffusionよりレベル高。リアルイラスト。生成後にトリミング変更や消しゴムなどの画像編集できるのが特徴。 | 商用利用OK。 初回クレジット配布1カ月無料。 1編集で1クレジット消費。 |
Midjourney | Discordを使った画像生成AI。 | |
Bing image creator | DALL-E土台で動くMicrosoft系画像生成Ai。MJに近い。 | 商用利用NG 透かしマーク有 クレジットは週一リセット 1024px固定JPEG |
Hold Ai | アニメイラスト特化型 | 無料 ジェム範囲内で使用可 1枚4ジェム程 ジェム課金 |
Dream | WOMBO社。ログインID不要のWebサービス。他の画像をアップロードしてプロンプトで追加編集もできる。 | 無料版では1枚づつ生成 |
Canva AI | 日本語で利用可(英語のが精度高い)。絵のスタイル例や画像比率をGUIで操作できわかりやすい。 | 枚数制限内利用なら無料 25枚/日 |
Leonard AI | テンプレートのようなモデルがあり、絵のタイプを選べる。トリミングや背景削除などの後編集も可。 | 商用利用OK。 無料使用枠が多い 150枚/日 |
BRAV4 | 写実的なアジアモデルを生成。これもStable Diffusionを使う。(参考動画、参考note) | 参考画像をアップロードすれば、それに近いAI画像を生成。 |
これらの画像生成AIサービスを、次の章から(特に人気のサービスだけを)一つづつ解説します。
Midjourney
SNSで一番よく見かける生成画像AIの本命的サービスMidjourney。4つ画像を提案され、筆致スタイルも数多く好みのタッチに近づけやすい。Discordのアカウントが必要。
プランの違い
悩みどころはプランの違いだろう。表示は月額だが全プラン年間契約である点に注意。
Basic plan(8$/月)
- 低速世代での枚数制限 (~200/月)
- 一般的な商業条件
- メンバーギャラリー
- オプションのクレジットチャージ
- 3つの同時ジョブ
Standard plan(24$/月)
- 15時間の高速世代
- 無制限のリラックス世代
- 一般的な商業条件
- メンバーギャラリ
- オプションのクレジットチャージ
- 3つの同時ジョブ
現在の円安150円のレートだと、税込で年間15,000円程度だった。
Stable Diffusion
Stable Diffusion(以下SD)は、プロンプトを使ったオープンソース画像生成。モデルやVerにより得意不得意あり。写実的な画像よりもアニメ背景のようなイラスト絵画が得意。他のAIサービスでも、このSDエンジンを使ったものが多く信頼が厚い。
Google Colabotoryとは
Google Colaboratory(以下GC)とはオンライン上でPythonを動かす無料オンラインツール。SDを直接利用すると透かしロゴなどの制約があるため、外部であるGCを通して使用すると使いやすいらしい。
参考動画
サムネイルがいやらしいが参考にした動画を紹介します。
使用例
参考動画の使用例は次の通り。無料版なら1日10枚程度生成できる。
- Google Colaboratoryの 「koreandollikeness」に飛び、ダウンロードを押さず画面上の「Google Claboratoryで開く」を選択(GoogleChromeでないとボタン選択できないかも)
- 画面右上のヘッダーメニューを開き「ランタイム」を「GPU」に変更
- 「Setup your Ai」の下にある「再生▶︎」ボタン選択(DL開始し10分ほど待機)
- コマンド下の「Running Public URL:………〜.live」というURLが表示されたらクリック
- SDのコンパネが表示される
- プロンプトに「est quality,masterpiece,ultra high res,(photo realistic:1.4),1girl,looking at viewer,swimsuit,japanese woman,」
- ネガティブプロンプトに「painting,sketches,logo, watermark, text,(worst quality:2),(low quality:2),(normal quality:2),lowers,normal quality,((monochrome)),((grayscale)),skin spots,acnes,skin blemishes,age spot,(outdoor:1.6),nsfw,ugly face,breasts out,」ペースト
- プロンプトを微調整
使用した感想「関節がおかしい事がたまにある」
後ろ姿にしたまま正面を見るようなプロンプトにすると首の骨が折れた表現になったり、四つん這いにさせると膝の関節が前後逆になるなど、プロンプトに少しの矛盾があると変な骨格の人物ができあがってしまう。この点はAI内の関節制限がまだ不十分なのだろうが、いずれ解決しそうな不具合であった。
BRAV4
完成イメージとなるラフ画をアップロードすると、写実的なAI画像を生成してくれる。