放射線安全基準値

安全の根拠=「飲食物の放射線安全基準値」自体が危ない

人命と国益をのせた天秤が傾く前に

パニック防止のために情報制限していることを東電・政府が公然と語られているなか、汚染している環境で暮らしじわじわと発ガン率が高まっていく東日本の人たちは自己責任で行動することを肌で感じ始めています。放射線汚染数値しだいでは関東脱出を考えなくてはなりません。がその数値がテレビ新聞から発表されたとしても期待できません。それは「○○ベクレルです」などの無機質でわかりにくい警告になりうるからです。専門的な数値や単位が出たときに、さっと危険と察知できるように単位慣れが必要、と震災から今日までのテレビ新聞を見て思いました。熱い、煙たい、と感じられない放射能に対して、最大の敵は「思考停止」。テレビは今日もバラエティーを流しています。(イラストは 作者の@pelukiss さんより承諾を得て掲載)

放射線を考える基本参考値

内容 年(y) 時(h)
成人年間許容量 20 msv/y 2.28 μsv/h
児童年間許容量 1 msv/y 0.11 μsv/h
全身被曝の値 200 msv/y 22.83 μsv/h
全身被曝
(抹消血中リンパ球減少)
500 msv/y 57.07 μsv/h
全身被曝
(悪心、嘔吐)
1,000 msv/y 114.155 μsv/h
全身被曝
(死亡)
10,000 msv/y 1141.552 μsv/h
食品衛生法の暫定規制値 500ベクレル/kg
東京都平常時 0.7 msv/y 0.08 μsv/h
チェルノブイリ成人規制値 5 msv/y 0.57 μsv/h
ブラジル・カラバリ 10 msv/y 1.14 μsv/h
世界平均 2.4 msv/y 0.27 μsv/h

放射線核種の半減期と病例

放射線核種の半減期グラフ

放射線核種の半減期グラフ(WiredVisionより)

放射線核種 半減期 病気 防御策
ヨウ素131 β、γ 8.04日 甲状腺がん(子供の約20%発症) 外出控える
ストロンチウム90 β 28.8年 骨の癌 魚の骨と牛乳を避ける。しかしそのことでカルシウム不足になり、その隙間をストロンチウムが埋まってしまう事態を避ける目的でカルシウムのサプリなどを摂取。(カルシウムを摂りましょう)
セシウム137 β、γ 30年 筋肉の癌 ?
プルトニウム239 α 2.4万年 肺癌 マスク?
ウラン238、235 α 45億年 マスク?

放射線の透過能力

放射線の透過能力を表した図(Wikipediaより)

アルファ線は紙1枚程度で遮蔽できる。ベータ線は厚さ数mmのアルミニウム板で防ぐことができる。ガンマ線は透過力が強く、コンクリートであれば50cm、鉛であっても10cmの厚みが必要になる。中性子線は最も透過力が強く、水やコンクリートの厚い壁に含まれる水素原子によってはじめて遮断できる。

福島

二本松市 6.7 msv/y(木造屋内)
放射線管理区域 5.2 msv/y(が基準)

下記は自前の公式(※要確認)

年間(μ) ÷ 365日×24時間(8760) = 毎時
例)東京平常時
0.7 msv/y(700μsv/y) ÷ 8760  =  0.079μsv/h

チェルノブイリの例

ソ連政府発表犠牲者 63人 → のちに25,000人に訂正
※震災後、日本官邸公式ではナント犠牲者63人情報を引用し原発事故安全だと発表してるらしい(要確認)

チェルノブイリ原子力発電所

チェルノブイリ原子力発電所(Wikipediaより)


資料

TV放送「チェルノブイリ特集潜入最悪汚染ゾーン(広河隆一)

  • 「事故後5年で甲状腺がん増加した。その後乳がん、そして骨の癌が増えるだろう。(ホイニキ中央病院コルツォフ副委員長)」
  • 「甲状腺がんは大人の病気で、子供の掛かる率は50万人に一人(広河隆一)」
  • 「被災地では子供の2割、平均発病率の7800倍の発症」
  • IAEA事故調査委員長(重松逸造)が安全宣言した背景には「ソ連の原子力産業とアメリカの原子力産業が利害一致し、事故を小さく見せようとしたのではないか、という指摘がある(広河隆一)」
  • チェルノブイリ25年 広河隆一の凄味(池田香代子ドイツ文学翻訳家・口承文芸研究家ブログ)

その他ツイート等

二ヶ月で東北・関東にした降下放射性物質量

二ヶ月で東北・関東にした降下放射性物質量。東京はチェルノブイリ事故時の65倍、茨城何と260倍!(※但しツイッターで得た情報で要検証 ※対比グラフである事に注意。このまま見ると茨城とチェルノブイリの差がありすぎるように見えてしまう。)


まとめサイト

可視化


家族の反応

上記内容のサイトを紹介する等家族に提案したが馬の耳に念仏だった;。そうした悩みをかかえている家族の一員も日本には多いと思う。「原発夫婦喧嘩」という言葉を最近多く聞くように、わが家でも何度何度も口喧嘩に。ネットからの情報収集に対し「ツイッター中毒」とまで言われ話にならないばかりか、事が大きく長期なだけに離婚にまで発展しかねない。今日も、寿司を買わないように提案したが夕飯は刺身だったりで、一人では無力感を感じる。以下に実現できなかった提案事項と却下理由を並べまとめてみる。本当にただの情報中毒の過剰反応であればよいが…。

提案 反対の理由
魚、寿司は今後1年間食べない 売られている物はすべて安全であるはずだ
牛乳は東日本より西側産地を選ぶべきだ(例:「八ヶ岳牛乳」) 「八ヶ岳牛乳」は低脂肪乳だから(イヤだ)。
西日本や外国の野菜を買うべきだ 買う度に産地調べるのはストレスだ。東日本の産地の人がかわいそうだ。

文科省イラスト「日常生活と放射線」について

原子炉爆発直後、TVや新聞で登場する逆三角形で放射線を表したイラスト「日常生活と放射線」だが、図解をよく描く側から見て何を隠したいかよくわかる。自然放射線量を2.4μsv/yと紹介した脇に「世界平均」の字。なぜ日本平均を書かないのか不自然だ。(日本平均は0.7μsv/y程で、世界平均の1/3)

図解・日常生活と放射線

図解・日常生活と放射線(文部科学省資料より)

イラストの問題点と誤植

尚、上の図には以下のブログで問題点が指摘されている。
「国の放射線基準値」、報道されない情報を調べてみる。限度引き上げのソースは人事院規則で発見
問題点のポイントは以下の通り

  • 「引き上げ後の上限」の根拠は法律ではなく「人事院規則」で単なる社則だ
  • そもそもその根拠のデータはなく、「緊急時であるから」というだけ
  • 上限250msv/yの表記は総量の間違えではないか?
  • 緊急作業上限100msv/yの表記は総量の間違えではないか?

下記のようなイラストの単位誤植を指摘も

斉藤清「日常生活と放射線」

子どもを被爆から守りたい

イラスト: @pelukiss さん作