庭園美術館タイポグラフィー展

2011年3月27日まで開催中の、東京庭園美術館「20世紀のポスター・タイポグラフィー」展に行ってきた。MacやPCでのDTPを使った作品よりもそれ以前のポスターに重点が置かれ、タイポグラフィーという概念が定着した今日までの流れを振り返る内容。作品は竹尾という製紙会社に所蔵のコレクションだということが案内にあった。

学芸員によるギャラリートーク

一日2回の学芸員による解説(=ギャラリートーク)の時間と重なって、とても分かりやすい案内付で見て回れたのがよかった。デザイナーっぽい人が多くの人が話に聞き入り、一つ一つの展示室に入りきらないほどの人気ぶりで、案内の人が緊張気味だった様子。記念に写真撮ればよかった、とあとで後悔。

21世紀も面白い

1900年代から今日までのタイポグラフィーで有名なポスターを見れるわけだが、印刷機やPCなどなかった制約の多い時代に、こんなに心引かれるデザインがあって、制約じゃなくアイデアだと実感。一枚一枚がA0(一畳ほど)くらいの大きさがあって、本でみるよりもグッとくるのが不思議。テレビやネットがない時代背景からか、サイズの大小が訴求力に繋がったんだろうと想像。折り紙も巨大な紙で折るとすごい迫力でて意外に感じたことを思い出した。
物足りなかった点は、21世紀の作品がなかった点。「20世紀のポスター」と題しているから当たり前なんだが…。だからこそ、この展覧会自体を宣伝するポスターに期待が大きかった所。歴史に残るような実験的作風にしてほしかったと勝手に期待したが、あくまで振り返ることがメッセージとして残るポスターに。

魅力的な東京都庭園美術館の庭園

庭園美術館に帰りに何気に寄った庭園が、これまたいい場所だ。庭園側から見た美術館の表情は、硬く「公式的」な正面の表情と違い窓も広くキレイに見えた。特に、写真に映っている通り、美術館と芝生が同じトーンで統一し夕暮れさえも配色されているようだったのが印象的。梅の木をはじめとした植物や彫刻が所々に置かれていて、もっとゆっくり見たかったが仕事で直帰。
季節的に梅の花が咲いていた。カメラ持って行けばよかったよ。(写真はiPhoneで撮影)

いつか、芝生と梅の木の写生にここに戻る事を誓い、庭園側の門から美術館を出る。

庭園美術館の庭園

庭園美術館の庭園